ヒナイサーラの滝トレッキングツアー [沖縄]
ヒナイサーラの滝は落差54メートル、沖縄県で落差最大の滝です。ヒナイサーラではなくピナイサーラともいいます。(ピナイサーラの方がGoogleでのヒット数は多かった) ヒナイサーラとは「髭のような」という意味の古い島言葉。この滝を目指して、カヌーとトレッキングで進みます。
ヒナイサーラの滝へ向かうヒナイ川は西表西部にあるため、東部に滞在している我らはぐるっと西表を半周しなければなりませんでした。主催していたブルーリーフという会社では東部でも送迎無料だったため、ヒナイサーラへ行くことができました。
まずはカヌーで出発。リュックに荷物を入れて持ってきていたんだけど、それは危ないから、ということでガイドさんのカヌーに我らの荷物はのっけられました。
私はこの時、生まれて初めてカヌーを体験したのですが、初めのうちはなかなか上手く進むことができませんでした。気分は一寸法師、ジャングルの中をのんびりと1時間近くかけて進みます。
どうにかこうにか進むことが出来て、係留ポイントに到着。
ここからは徒歩でジャングルの中を歩きます。
ちなみに、ヒナイサーラ滝ツアーの服装ですが、私は滝壺で泳げるように水着を下に着て、Tシャツに薄手の長ズボン、靴はマリンブーツ、という格好でした。濡れてもいいものを、ということなのか、ラッシュガードのようなものを着ている人もいましたが、はっきりいって暑そうでした。
マリンブーツはかなり重宝しました。出発前にスポーツ用品店で購入したのですが、2千円くらいだったと思います。この係留ポイントなどは足下が濡れてしまうため濡れてもいい靴、そして滝壺など足下が滑りやすい所もあるのでソールがゴムになっているもの、ということでマリンブーツは完璧なのです。
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係留ポイントからは滝上を目指すか滝壺を目指すかで道が分かれます。我らは最初に滝壺へ向かいました。係留ポイントからは歩いて約30分程で滝壺に到着。下から滝を見上げます。
白い顎髭のようにも見えます。この時の滝の水量はそんなに多くありませんでした。
そして滝壺では泳ぐことが出来ます。
水は冷たく、気持ちいい まさに天然のプールなのです。
しばらく泳いで寛いだ後、滝上へ登ります。ここからは少しハード。登っている時の写真はないのですが、途中ロープをつたって登らなくてはならない所もあったりして、急な登りもあります。
蒸し暑い気温の中を歩くので、結構汗だくになります。ゆっくり登って小1時間、滝上に到着です 眼下にはこれまでカヌーや徒歩で彷徨ったマングローブの林を見下ろすことが出来ます。それにしてもなんて広大なんだろうと思わずにいられません。
私のBlogプロフィール写真はこの滝上で撮影したものです。ただひたすら、この滝上に腰掛けて広いジャングルを見下ろしていました。これだけの自然が手付かずで残っているってすごいよな、と感動に浸っていたのです。
帰りは係留ポイントまで下りてまたカヌーで帰ります。来るときは満ち潮だったのに、帰りは潮が引いてきて、景色が変わっていました。
まるでタコの足のようにのびているマングローブの根が見えています。
ちなみにマングローブというのは、熱帯・亜熱帯地方で河口など海水が満潮時に海水が満ちてくる所に生えている植物の総称で、マングローブという植物はありません。西表のマングローブに多く生えているのはヒルギという木の仲間のようです。
初めて分け入ったマングローブ林。カヌーで進むと目線が低くて水面が近く感じられるし、静かな川を進むとどこからか鳥の声のような音が聞こえてきました。ジャングルの中は観葉植物でおなじみの植物があったり(クワズイモなど)、珍しい形の根をした木があったり、探検気分は満点でした。自分も自然の一部であることを感じさせてくれるツアーなのでした。
今回訪れたヒナイサーラの滝(ピナイサーラの滝)のこのあたりにあります。
次回は早朝にカヌーで進む、後良川早朝カヌーツアーについて書きたいと思います。
すごい貴重な経験が沢山出来ますね!!
とってもいいな~って思います。
でも、個人的にはその中でもカヌーが一番
体験してみたいです。
by 僕もくま私もくま (2008-11-19 22:47)
カヌーお勧めです!日中は日差しが強いので結構暑くて大変ではあったのですが、次回の早朝カヌーなんかはその心配もなくて更にいいですよ。気分は本当に一寸法師でした。
by pawpaw (2008-11-19 22:59)