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パナリ島のんびり一日シュノーケリング [沖縄]

 なんやかんやと忙しくなって、ブログの更新が出来ずじまいでした。久しぶりの書き込みです。

 沖縄の西表島滞在4日目、この日は終日、パナリ島のんびり一日シュノーケリングコースというアクティビティに申し込んでいました。主催していたのはマリン海遊というツアー会社。パナリ島は西表近海に浮かぶ島で、正式には新城島(あらぐすくじま)といいます。パナリは島の方言で「離れ」のこと。この島は上地島と下地島という二つの島から成っていて、その島の様子からパナリと呼ばれています


 西表の海は透明度は高いのですが、海の青さや砂浜の美しさはそんなに感じることが出来ませんでし
た。しかしパナリ近海の海は、国立公園に指定されている石西礁湖です。石は石垣島の石、西は西表島の西、二つの島の間にあることからそう呼ばれています。珊瑚に囲まれた青い海が楽しめる、シュノーケリングにもってこいの海なのです。

 ホテルのロビーで送迎の車が来るのを待ちます。この日の服装は、下に水着を着て、上にTシャツや短パンなど濡れてもいい服装、濡れてもいい靴(マリンブーツを着用)という格好。日差しが強いので帽子や日焼け止めは欠かせません。
 送迎の車がホテルに到着して、西表東部の大原港へ向かいます。港のある大原地区は、元々パナリから移住してきた人がつくった集落とのこと。

 10時、参加する人が港に揃ったところで、グラスボートの船「パナリン」に乗っていざ出発です。

 30分くらい船に乗っていたでしょうか。パナリの港、上地島の桟橋に到着しました。船をここにとめてシュノーケリングです。ライフジャケットを借りて、いざ海の中へ。

パナリ海中.JPG



 水中写真って難しいですよね…。あまりいい写真がなくパナリの海の素晴らしさをお伝え出来ないのですが、お天気が良かったため海中もすごく明るくて透明度も高く、色とりどりのお魚を見ることができました。クマノミの仲間?がたくさん泳いでいました。(写真はクリックして拡大)

 1時間ほど泳いだところでお昼です。お昼はパナリに住んでいるおじいおばあのお家で頂きます。ツアー会社からもらったパンフレットに載っていたおじいおばあの似顔絵がこれです。ヘタウマな感じがいい味だしています。

おじいとおばあ.jpg

 
 
 お食事を頂く所では工業用の扇風機ががんがん回っていましたが、それでも暑いので汗がたらたらで
てきます。おばあが用意してくれたお昼ごはんです。

昼ご飯.JPG

 

 赤米の入ったごはんに海草とお魚の汁、ソーメンチャンプルーと島かぼちゃの煮物、もずく、サラダ、漬け物です。島かぼちゃっていうくらいだから、普通のかぼちゃと違うのかなと思って聞いてみたら、「島でとれるものは何でも島がつくのさー」、って言われました…。そしておじいがとってきたという、このもずくが美味い! 聞くとおじいおばあのところで販売しているのだとか。大きな袋に入って500円くらいだったと思います。荷物になるのに思わず買ってしまいました。塩蔵してあるので日持ちもします。

 おじいおばあのところで寛いでいる様子です。こんな感じでオープンエアの所でご馳走になりました

おじいとおばあの家.JPG


 お家を外から見たところです。石垣に囲まれて、家の正面には衝立が立っています。これは魔よけや風よけの意味があるのだとか。外から入るときには忘れてしまったけど右か左、どちらからか入るのが礼儀になっています。

石垣の外から.JPG


 石垣のアップです。無造作に積まれている中に、よくみるとシャコ貝の殻が!

石垣のアップ.JPG


 そして、石垣の中にはキレイなハイビスカスの花が植えられていました。 

ハイビスカス.JPG


 島の素材とおばあ手作りの島料理でお腹いっぱいになったところで、島の散策です。昔パナリの郵便局員だったというガイドさんに従って炎天下の中歩いていきます。

 道はもちろんアスファルトなんかではありません。土や石がむき出しの道路です。昼下がりのパナリ集落内はひっそりとしていて、でも石垣や南国の植栽に彩られた家々はみな美しくて、とても神聖なものを感じました。

パナリの集落.JPG

 集落から少し歩くとタカニクという見晴台に出ました。

見晴らし台への入り口.JPG


 見晴台からは西表島を眺めることが出来ます。

見晴らし台からの眺め.JPG

 


 見晴台から浜へ下りていきます。パナリのビーチは砂が真っ白で本当に綺麗でした。

パナリのビーチ.JPG


 浜から眺めたパナリの海です。空の青と海の青、遠く西表の島まで青く見えてきます。

パナリの海.JPG



 一度集落に戻って、クイヌバナと呼ばれているもう一つの見晴らしポイントへ行きます。

 集落の中には何カ所か御嶽(うたき)と呼ばれる神社のようなところがありました。そこは立入禁止の神聖な場所なのだとか。

 もう一つの見晴らしポイントからの眺めです。遠くに見えているのがパナリのもう一つの島、下地島です。パナリの人口は7人。殆どが上地島に住んでいて、下地島の大部分は牧場になっているそうです

もう一つの見晴らしより.JPG

 


 午後のシュノーケリングは上地島と下地島の間で行いました。一日に二度もシュノーケリングができ、ゆっくりと海中世界を楽しめました。

 定期航路もなく、頻繁に訪れる観光客のないパナリは、八重山の島の原風景をとどめている島のように思いました。海中も確かに素晴しかったのですが、観光地化されていない島そのものを見て訪れることが出来たのが、本当に貴重な機会だったように思います。

 シュノーケリングが終わって船はパナリを離れます。機会があったら多くの人が里帰りで戻ってくるという、お祭りの時にでももう一度来てみたいなあ。

 次回は西表を離れ、竹富島へと移ります。


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コメント 8

僕もくま私もくま

まるで絵に描いたような…いや
それ以上の透明度と綺麗な青さの海ですよね。
実際、こういうの見たらすごく感動するでしょうね。

おじいおばあの似顔絵
確かにヘタウマな感じがいい感じだしてますね(笑)
by 僕もくま私もくま (2008-12-04 23:38) 

pawpaw

僕もくま私もくまさん、いつもありがとうございます。
海は本当に綺麗でした。白い砂浜に青い海が映えて、まぶしいくらいでしたよ。海中も素晴しかったのですが、いい写真がないのが惜しいのです…。

おじいおばあの似顔絵はヘタウマなんだけど微妙に似ているんですよね~。いい味だしてました。
by pawpaw (2008-12-06 13:17) 

わかまろ

nice&コメントをありがとうございました。
素敵な海ですね(=´∇`=) お料理も美味しそうです。
by わかまろ (2008-12-06 15:36) 

pawpaw

わかまろさん、ご訪問ありがとうございました!
海の写真を見るとまたパナリに行きたくなります。
おばあの作ってくれた島料理もボリュームたっぷりでとても美味しかったです。
by pawpaw (2008-12-06 15:48) 

shin

おはようございます!先日はお祝いコメントありがとうございました! 今後とも宜しくお願い致します!

by shin (2008-12-07 08:51) 

pawpaw

shinさん、たくさんのコメントがあったでしょうに…、わざわざこちらへコメントありがとうございます。こちらこそ、これからもどうぞよろしくお願いします!
by pawpaw (2008-12-07 14:34) 

yamagatn

素敵なのであります!
来年は私もシュノーケリングを
可能であればダイビングのライセンスを
狙っているのであります!
宿泊先を民宿にしたほうがいいのか
そればかり悩んでおります><
うーーん、やっぱり西表いいですよね!

いつもありがとうございます
ランキング応援させて頂きますのだ!
by yamagatn (2008-12-07 20:42) 

pawpaw

yamagatnさん、シュノーケリングはお気軽にできるのでおすすめです。ダイビングのライセンス、とれたらすごいですね。私はダメなんですよー。息苦しくなっちゃって…。体験ダイビング3回してるんですがみな撃沈でした。
沖縄は民宿によっては酒盛りがあるところもあるみたいです。それはそれで魅力的ですよね。
応援いつもありがとうございます。私も微力ながら応援してます!
by pawpaw (2008-12-07 21:58) 

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