サムイ島一人旅(帰路へ) [タイ]
梅雨明けしたようなしてないような天気が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。先日は皆既日食もありましたねー。私は全く見られなかったので、25年後に賭けたいと思います 。
2003年に一人で行ったサムイ島の旅。滞在はあっという間で帰国の日となりました。精神が不安定で体力もなく、どうなることか、と思った旅行でしたが、温かい人達に支えられ、サムイのナチュラルパワーをもらい、無事に、元気に過ごすことができました。
レストランで朝食をとっていると、前夜夕食に誘ってくれたカップルのお二人に会いました。私はその日帰国だったのですが、お二人はその翌日に帰国。帰国前日はダイビングができないので、今日一日どうやって過ごそうか考えているところだ、とのことでした。私は出発までリゾートでのんびりしたい、と言うと、では3人でのんびりしようか、ということになり、朝食後待ち合わせをすることになりました。
タイ(バンコク)から日本への帰国便が出発するのは大抵夜です。サムイからバンコクへ向かう便は夕方でした。それまではフリー、しかし部屋が使えるのはチェックアウトの時間まで。最終日の過ごし方は色々と考えなければなりません。
とりあえずお昼頃まで、プールとビーチでのんびりすることにしました。はじめにプールに行ったのですが、水温が低い!寒くて全然入っていられませんでした。
それから目の前のチャウエン・ビーチへ。チャウエン・ビーチはリゾートに到着した翌朝お散歩をしたとき以来です。(その時の記事はこちら)あのときは早朝で全く人がいなかったのに、昼間はものすごい賑わいでした。
チャウエン・ビーチは全長約7㎞のながーいビーチですが、宿泊していたチャウエン・リージェントの前は宿泊客用にチェアなどが置かれ、警備員もいてプライベート・ビーチのようになっています。私たち3人もビーチのチェアを陣取りのんびり。
面白かったのは、警備員さんが物売りのコントロールをしているところ。チャウエン・リージェントの敷地の境に警備員がいて、物売りの制限をしているのです。持ち時間が決められているようで、一組の物売りがアピールを終わると、次、お前ら、みたいな感じで、誘導され、物売りが順番待ちの列を作っているのです。持ち時間を決められているお笑い芸人みたいで、なんか、おかしかったです。
しばらくぼーっとした後、シュノーケリングをしてみました。ほうぼう屋で、ショップのおねえさんに「チャウエン・リージェントの前はシュノーケリングもできるからいいですよねー」って言われていたのです。期待して泳いでみたのですが、ビーチは遠浅でお魚の姿はほとんど見かけません。もしかしてポイントはビーチから遠くにある岩場の辺りのことだったのかもしれません。シュノーケリングする前にポイントを確認するべきでした。
その後着替えを済ませてチェックアウト、お昼を食べにチャウエン・ビーチ・ロードへ繰り出しました。どの店にしようか迷いつつ、パスタ・麺類専門のレストランへ入ったのですが、味はいまいち…。昨晩食べたタイ料理は本当に美味しかった。
昼食後、私はリゾート内のスパを受けにリゾートへ戻り、カップルのお二人はチャウエンの町をぶらぶら歩き、ということでお別れをしました。お二人に会えたおかげで色んな経験ができ、一人旅も寂しくありませんでした。本当に感謝です。
チャウエン・リージェントの中にもスパがあったので、体験してみることに。しかし……タマリンド・リトリートでのマッサージ、雰囲気、自然との一体感など、経験した後では、なんだか物足りないスパでした。(タマリンド・リトリートの記事はこちら) なんというか、マッサージが雑な感じがしたのです。タマリンドのクオリティの高さを再確認した気分でした。
スパの後、ナイトフライトに備え、ジムの近くにあるシャワー室&更衣室で着替えをし、送迎の車でサムイ空港へ向かいました。いよいよサムイともお別れです。
チェックインを済ませ、空港の敷地内をうろうろしていると、「おっ」と声を掛けられました。ほうぼう屋のツアーで一緒だったM氏とTちゃんです。二人とは移動のボートで隣同士になり、お互い東北出身ということで意気投合した仲だったのです。彼らと同じフライトでバンコクへ向かうことになりました。
日は傾いてきて、来たときと同じ、日暮れの景色が広がっていました。あの時は腹痛を抱え、散々な体調だったのに、今はこんなに元気。サムイに来て本当に良かった、としみじみ感じながら飛行機に乗っていました。
バンコクの空港に到着して成田行きの便に乗り継ぎです。到着すると看板を掲げた一人のおじさんがいて、乗り継ぎの誘導をしてくれたのです。でもそのおじさん、ひとっっことも喋らない 顔はにこにこしてるんだけど、うんともすんとも言わず、ただ我々を国際線のチェックインカウンターへと誘導してくれたのでした。
私の帰国便はANA、M氏とTちゃんはJALだったので、それぞれチェックインをすませたのですが、私の方が遅れていて、にもかかわらず、二人は私を待っていてくれました。そして搭乗時間ぎりぎりまで一緒に食事をして過ごしてくれたのです。
タイ料理と西洋料理を折衷させた、という、正直美味しいとは言い難いレストランで食事をしていたところ、二人が私に告白してくれました。この旅でM氏はTちゃんにプロポーズをした、ということを。 Tちゃんはそれを承諾、結婚を約束したそうです 二人が婚約したことを誰かに明かした初めての相手が私、ということでした。なんだかちょっと嬉しい。 そしてM氏が、リーダーをしているバスケの会合の話をしていたとき、「私もバスケやってたんだよね~」と口を挟んだら、「それはいいことを聞いた」、と言われ、会合へのお誘いを受けました。最近はご無沙汰してるのですが、お陰で暫くその会合で楽しくバスケをさせてもらいました。M氏とTちゃんはその後めでたく結婚、今では1女をもうけ(M氏にソックリw)、幸せに暮らしています。
日本に帰国した後も、サムイの旅は私の心に大きく残りました。M氏のバスケの会合に行くようになったり、友人の職場に再就職することができたり、と、生活にも変化が生じました。メンタルクリニックでの通院はその後暫く続き、すぐに快方に向かう、ということはなかったのですが、サムイでの旅が前へ進む原動力をくれたことは確かです。本当に、あの時サムイに行ってよかった、とつくづく思います。
サムイの旅から2年後、私は結婚をし、結婚2年目に再びサムイに足を踏み入れることになるのです。一人ではなく、今度は旦那さんと一緒に。次回以降は旦那さんとのサムイ旅について綴っていきたいと思います。
うん、うん。いい旅だ。
サムイ好きな人に悪い人はいないよ。
by kazn (2009-07-23 22:06)
おつかれさま。
切り替わりや待ち時間等の
タイミングなど 計画が必要かもねぇ。。
是非 ご主人と楽しんでくださいね♪
家庭の円満が 自分の幸せにつながる
からね!
by しげ (2009-07-24 06:30)
kaznさん、
「いい旅」のお墨付き、ありがとうございます(^^。
kaznさんにそう言っていただけるととても嬉しい…。
サムイの旅で巡り会った人達は本当にいい人達ばかりでした。幸運の神様が誘ってくれた旅だったのか、たまたまだったのか分かりませんけど。
悪い人はいませんね~って、kaznさんを含む!ですね(*^^*)
しげさん、
お越し頂いてありがとうございます~☆
アジアの地域からの帰国便って何故か夜出発→早朝着が多いんですよねー。帰国日に何をするかが結構重要なプランニングなのかな、と思います。
新婚当時は家庭の円満とか顧みていなかったように思うのですが、最近はつくづく旦那さんの有り難みを感じています。本当に、自分の幸せにつながるんですよ。何ものにも代え難いと思います。
by pawpaw (2009-07-24 20:27)
おつかれさま。
その通りだね^^。自分の居る
位置(場所)が あるから 行動
出来るんだもんね と思っていますぅ^^:
by しげ (2009-07-27 21:15)
しげさん、
こんばんは~。
自分のいる場所ってなかなか普段感じることないんですけど、時々振り返ってみると自分がすごく幸せだと気づきます。感謝して大事にしていかなければなぁ…。
by pawpaw (2009-07-27 21:49)
おつかれさま^^。
家庭で 奥様が笑顔でいられる事が
幸せだと 思う ご主人もきっと。
by しげ (2009-07-28 19:24)