プライベート・ディナー [フィリピン]
**2010年1月 4泊5日フィリピン・エルニド 4日目④**
ご無沙汰でございます。暦の上ではすっかり春になっておりますが、この記事が年が明けて最初の記事になります。今年もどうぞよろしくお願いします。m(_ _)m
フィリピン・エルニドの旅から帰ってきて、既に1年以上経過してしまいました。どんだけひっぱっとるんじゃ、と自分でも思うのですが、もうちょっとだけお付き合い頂けると幸いです…。
終日フリー最終日、最後のアクティビティはプライベート・ディナーです。
夜19時くらいに集合場所のピア・ハットへ。サンセット・クルーズで一緒だったデニスさんが、今回もガイドとして同行してくれました(ゲストが乗船する行程にはガイドが付くのが基本のようです)。
ディナーの会場はビッグ・ラグーン方面のビーチを選んでいました。「ビーチへは小型のボートで移動します」、とデニスさんに促され、桟橋で待機していたボートにいざ乗船です。
乗船した小型ボート。ビッグ・ラグーン近くのビーチにて撮影
夜になっても風が強く、波がとても高かったので、小型のボートは大波に揉まれる木の葉のように揺れました。速度をかなり落としているのに、波しぶきがボートにぱちゃぱちゃかかってきます。
デニスさんが船首の方へ移動して、「僕が盾になってあげる」と言って、体を張ってしぶきを防ごうとしてくれました。すると、ボートの運転をしていたスタッフが、面白がってボートを一気に加速させるではないですか。それはもうデニスさんにしぶきがかかりまくり、私達もジェットコースター並みのスリルを味わったのでした……。
そんなこんなで、10分ほどでディナーをするビーチに到着。
キャンドルの灯りがともされ、テーブルや大きな貝のオブジェなどがセッティングされていました。こじんまりした人気のないビーチに、ろうそくだけの明かり。素敵な雰囲気に、私はすっかり舞い上がってしまったのでした。
テーブルに着くと、専属でサービスをしてくれるウェイターのマイクさんが自己紹介をしてくれました。我らのためだけにサービスしてくれるなんて嬉しいじゃあーりませんか~。
手配していたスパークリングワインで乾杯です。この頃、丁度旦那さんの職場で異動があり、生活が一変する時期を迎えていました。「新しい生活、頑張ろうね」、と乾杯したのでした…。
記念撮影などもしてもらいつつ…。
最初に運ばれてきたのはこの ↑ スープだったと思います。そしてサラダ、メイン、デザート、と続くのですが、なんと、私達はすっかり舞い上がっていたため、このスープを最後に料理の写真を一切撮っていない、ということに後から気がつきました……。
本当にアホ過ぎる……。
切り抜きになってしまうのですが、料理が写っていた写真があるので一応それをアップしておきます。
↑ シーフードのサラダで、カニかまみたいなものも入っていました。
↑ メインの豚のグリルです(フィリピン語の名前を忘れてしまいました…)。付け合わせの野菜とライスがついて、かなりボリュームたっぷり。
ビーチに置かれていたキャンドルは、風が強くてしょっちゅう消えていました。 セッティングが担当のスタッフが、その度に何度もつけ直してくれました。
満足して、適度に酔っぱらって、いい気分になって空を見上げたら、今まで見たことないくらいに明るいお月様が出ていました。月の光が余りに明るいので、月を照らしている太陽の威力まで感じてしまう程です。星はぽろぽろと月の周りに散りばめられていました。
波の音に耳を傾けて、月の光を感じて、パーフェクトにセッティングされたディナーを味わっていました。自然のもの以外何もないこの浜辺で、2人だけのディナーをしている、ということがこの上なく贅沢なものに思えて、余りに素敵すぎて卒倒してしまうんじゃないか、と思ったほどです(ほんとうに…)。
食事の最後にデザートが運ばれてきて、もうお腹いっぱいだよ~と悲鳴を上げながら食べていたところ、サービスをしていたマイクさんがギターを抱えてテーブルにやってきました。そして、「二人のために、歌を歌います」と言っておもむろにギターを弾き始めました。
マドンナの「Crazy for You」とか、オールディーズの「Only You」とか、べたべたな(失礼)ラブソングを聴かせてもらった後、何故かマイクさんは韓国語の歌を披露してくれました。多分ラブソングで、いい歌なんだろうけど、いかんせん内容が全く分からん…。マイクさんは我らを韓国からのゲストだと思ってるんだろうか、と旦那さんと耳打ちしあっていたのですが、マイクさんは歌い終わると「アリガト ゴザイマシタ」、と言ってにっこり微笑んだのでした…。この人達にとっちゃ、日本も韓国も(多分中国も)同じ、ってことなのねー、と思いました(^^;。
最後に、このディナーに関わってくれたスタッフの皆さんと記念撮影をしました。下の写真の左からガイドのデニスさん、ボートを運転してくれたスタッフ、ろうそくをつけたりセッティングをしてくれたスタッフ、テーブルサービスをしてくれたマイクさんです(私だけ目隠しでごめんなさ~い)。
たった2人のディナーに4人も直接スタッフが関わる、ってすごいよなー、と思ったのでした……。
最後の夜に、忘れられない思い出を作ることができました。スタッフの皆さん、本当にありがとう。
再び小型ボートに乗ってリゾートの桟橋に戻ると、GACのスタッフが出迎えてくれました。そこで聞いた話によると、マイクさんは我らが結婚5周年のアニバーサリーでこの旅行に来ており、その最終日にプライベート・ディナーを手配していたのだと思ったのだそうです。「アニバーサリーで来ている二人のために、オレは歌を歌うぞ」と決め、ギターを抱えてビーチに赴いたらしいのです。
リゾート滞在中、何人かのスタッフに「新婚旅行なの?」と聞かれることが(幸いにも)何回かありました。その度に「いやー、もう5年も経ってるんすー」と話していたのですが、どうやらそれが5周年のアニバーサリーで来ている、という風にとられていたらしいのです。
アニバーサリーのつもりでは、全くなかったんだけど…(^^;。
張り切ってくれたマイクさんにちょっと申し訳ない気持ちでした。
でも、改めてスタッフの皆さんのホスピタリティと暖かいハートを感じたのでした…。
ミニロックでの最後の夜は、こうして更けていきました。翌日の朝には帰国の途につきます……。
とってもご無沙汰でしたが、風邪などひいてなかったでしょうか?
早く南の島に渡らないと、凍えてしまいそうです。
by kazn (2011-02-13 16:05)
kaznさん、
覚えて下さっていてありがとうございます(^^;。
実はインフルエンザにかかったり、ということはあったんですけどね。記事の更新がのびのびになってしまいました。
もうすぐ春がやってくるとはいえ、南の島が恋しいですよね~~~(;_;)。
by pawpaw (2011-02-15 22:20)
素敵な5周年アニバーサリーでしたね!
星空満点のなかのお食事、うらやましい~~
by miko (2011-02-23 00:10)
mikoさん、
本人達は全くそのつもりがなかったんですけどね(^^;。
アニバーサリーだと慮ってくれるスタッフの人達のハートが嬉しかったです。
by pawpaw (2011-02-25 23:00)
ビーチでごはん食べたり、酒飲むのって楽しい
ですよねー。
もーきち2010年年越し記事アップしました。
正月クイズの発表しましたよ~。
by くろた (2011-03-01 16:43)
>くろたさん、
海辺のお酒・食事はなんであんなに美味しく感じるんでしょうね~。
太陽を浴びながら、もいいけど、月明かりの下で、もとってもよかったですよー。
年越しクイズ発表されましたか! 早速見に行きます~。年越しはどこだったのかしら~??。
by pawpaw (2011-03-04 08:45)
キャンドルの明かり☆サイコーじゃないですかっ!
心に残る思い出ができましたね♪
by mee (2011-04-05 18:00)
>meeさん、
ありがとうございます~(*^^*)。
風が強くて、しょっちゅう消えていたんですけどね(^^;。
あのディナーはずっと心に残っています。
いろんなものに「ありがとう」、って言いたい気持ちでした。
by pawpaw (2011-04-10 20:50)