サンライズカヤック&池上本門寺お会式 [フィリピン]
**2010年1月 4泊5日フィリピン・エルニド 4日目①**
2010年の終わりが近づいてきています…。
今年1月の旅行記をいつまでもやっているわけにはいかないので、なんとか年を越さないようペースアップしていきたいと思っています……。
4日目、終日フリーの最終日です。
この日の早朝にサンライズカヤックの手配をお願いしていました。
そろそろゆっくり寝られるようになっていた頃なのに、早起きするアクティビティに申し込んでしまいました…。でも、朝の海は大好きなので、いいのです。
この日の朝、サンライズカヤックに申し込んでいたのは我ら夫婦だけでした。
ジェフさんというガイドさんが現れ、挨拶と簡単な自己紹介の後、「水平線に雲がかかってるから、日の出は見えないと思うけどいいですか?」と聞かれました。
げげ、確かに分厚い雲が垂れ込めていて、日の出は見られそうにない…。
それでも行きます、と答え、いざパドルを手に海へ出ました。
この日も風が強くて波があり、転覆しそうな一寸法師状態で漕いでいました。
ジェフさんが撮ってあげる、というのでカメラを渡したのですが、暗いし揺れるしで、ほとんどボケボケ……。
高感度に設定を変えて、なんとか写る、という感じでした。
少し沖まで漕いでみたけど、日の出は見えそうにない、ということで、近くにあった浜に上陸しました。プライベート・ランチ/ディナーができる、リゾート近くの浜辺です。
エルニドのスタッフの人は自ら進んで写真を撮ってくれるので、「二人の写真」というのがいつになく多い旅でした…(^^;。
どうやらお日様が顔を出したらしいのですが……、
やっぱり見えなひ…。
雲よ~、頼むから飛んでいってくれ~~~。
と、念を送っても、どいてくれそうにないので、浜辺をうろうろ。
浜辺からミニロックを眺めます。
日除けの場所があったりして、この辺でプライベート・ランチ/ディナーをするのかな~、と思いました。我らがアレンジをお願いしているのはここではなく、もう一つの場所(ビッグラグーン近く)なのですが…。
面白い形の岩がありました。波の浸食で下の方がキュッとくびれているのです。
エルニドの岩は全部、limestone(石灰岩)なんだよ、とジェフさんが教えてくれました。波や珊瑚のかけらで削られて、こういう形になったのだそうです。
足元を見て、と言われ見てみると、岩肌が波をかぶっていました。真っ黒い色をしているでしょ、と言われたのですが、黒くつやつやしているのは濡れているせいなのかな、と思いました。石灰岩は濡れて水分を含むと色が黒くなるんだそうです。
岩が含んだ水分を植物が吸収するので、岩の上でも生息できるのだとか。てっきり、植物たちは岩の隙間に根を通して、地上の水分を吸っているんだと思っていました。そうではなくて、岩の水分を吸っているんだそうです。
今は乾期で、植物たちも枯れてまるで死んでいるみたいだけど、雨期になると花がたくさん咲いてきれいなんだよ、と教えてもらいました。漆黒の岩に色とりどりの花が咲き乱れている光景…。まるで極楽のようなんだろうなー。雨期にも来てみたいな…、とつい思ってしまったのでした。
このジェフさんというガイドさん、今までのガイドさんと違ってかなり知識豊富なように思いました。ジェフさんにシュノーケリングガイドをしてもらってラグーン方面へ泳ぎに行ったら、ウミガメに会った、と興奮気味に話しているゲストもいました。多分、かなりのベテランさんなんだと思います。
もう大分明るくなってきたので、リゾートに戻ろう、ということになりました。日の出は見られなかったけど、ジェフさんのお話も聞けたし、朝の空気をたくさん吸って満足しました。
いつものように、私ばかりががんばって漕ぐんだけどね~。さぼってんじゃねーぞー。
ミニロックに戻ったら、太陽が少しずつ雲から顔を出してきました。
空をオレンジ色に染めているようです…。
空はぐんぐんと明るさを増していき…
青空まで見えるようになってきました。
一日の始まりを見届けたような気分です。しばしビーチでぼーっと佇んでいました。
朝食をとる時間には猛烈な陽射しのお日様に。今日も一日、よろしくお願いしますよん。
【池上本門寺 お会式(おえしき)】
旅行記を進めたいので単独の記事にできなく、しかもペースが遅すぎて時宜を逸しているんですが、先日近所で行われた池上本門寺のお会式を見に行ってきました。
日蓮宗の開祖、日蓮さんが入滅した場所が池上(東京:大田区)で、毎年命日(10月13日)周辺でお会式という供養祭を行っています。纏(まとい)と万灯と呼ばれる造花で飾られた宝塔が周辺を練り歩き、本門寺に集結します。
↑ これが万灯。日蓮さんが亡くなられた時、庭先に咲いた桜の花を模しているそうです。
陣取った大堂前はものっすごい人混み。ここまで辿り着くのもすごく大変だった。
グループ単位で行列が行われるのですが、万灯の前にはうちわ太鼓などを打ち鳴らす人達、纏を振り回す人達が続きます。
纏は見ているとすごく重そうなのですが、きれいなお姉様が涼しい顔をして回していました。いなせだね~~。
動画も撮影してみたので、よろしかったらご覧下さい(お姉さんは写ってませんからね~)。テンツクテンツク、賑やかな音色が聞けると思います。
※本門寺オフィシャル撮影の動画はこちら→http://www.youtube.com/user/ikegamihonmonji
大堂でお参りしてみると、中ではたくさんの僧侶や信者の方が集まっていて、一心不乱にうちわ太鼓を叩いていました。もーしわけないんですが、わたくし、志村けんの「だいじょうぶだぁ教」を思い出してしまい…。日蓮さん、ゴメンナサイ…。
ゆるさん と言っているかのような日蓮さん。大堂裏に万灯の集結場所がありました。青森のねぶたみたいです。
近所に住むようになってもう何年も経つのに、初めてこの大きなお祭りを見に行きました。
私が育った田舎では体験できない、かなり規模の大きな宗教のお祭りでした。
秋のお祭りっていいですね…。
海と空の景色は早朝に限ります。
朝だけで一日が終わってもいいくらいです。
・・・ウソです。夜の街も必要です。絶対に。
しかし、1月の記事だつたんですよね。
私より、引っ張りさんがいらして安心しました。
by kazn (2010-10-26 20:14)
kaznさん、
いつもコメントありがとうございます。
引っ張りさん過ぎて、もういい加減にしたらいいのに、と自分でも思うのですが、なんとか1年過ぎる前に記録をやり遂げたいと思っています…(できるかなー?^^;)。
朝昼晩夜、いつの海と空も好きなのですが、朝ってなんか特別な気がします。あんまり人がいないから、なのか、分からないけど、素直に気持ちや物事を見つめられる気がします。
by pawpaw (2010-10-29 22:16)
真昼間のか~っと照りつく太陽も好きですけど、朝焼けに輝く太陽も大好きです。
御来光?見れなくて残念ですね・・・でも十分素晴らしい景色ですね。
by miko (2010-10-31 11:54)
mikoさん、
すっかりお返事遅くなってしまってスミマセン。
コメントありがとうございました。
海から上がる太陽を拝みたかったけど、この日は無理でした~。でも、朝の海の空気を吸えて幸せでしたよ~。
by pawpaw (2010-11-03 17:11)
朝の海は見てるだけでも
清清しくて気持ち良いですよね~。
陽光も斜めからだから
水面もキラキラしてきれいですもんね。
by くろた (2010-11-29 12:35)
くろたさん、
私も朝の海が好きです。
暗い時分から、明るくなっていく時間帯の
空気が変わっていく感じも大好きです。
言われてみれば、朝は陽射しも斜めですね。
時間帯によって表情が全然変わるから、
海って不思議だなー、と思います。
by pawpaw (2010-12-02 23:05)