ビッグ&スモールラグーン巡り [フィリピン]
**2010年1月 4泊5日フィリピン・エルニド 2日目③**
エルニド滞在2日目。この日のメインイベントはビッグ&スモールラグーン巡りです。エルニドへ行く前からラグーン巡りを楽しみにしていました。
14時に出発、ということだったので、14時ちょっと前に集合場所のピア・ハウスへ行きました。他のゲストがいないな~、と思ったら、一緒にラグーン巡りをする他のゲスト達は午前中からアイランド・ホッピングに出掛けており、我らをピックアップしにわざわざミニロックに立ち寄ってくれたのだそうです。かたじけない~。
小型ボートからバンカボートに乗り換え入り江を離れると、外海は波が高い高い。どんぶらこっこのchopping choppingです。この波で長時間移動してきたであろう、他のゲストの皆さんを気の毒に思いました。
ちなみに我ら以外のゲストは、イギリス人の女子2人組と韓国人の皆さん。韓国の方々は水に濡れるのが嫌らしく、頭からバスタオルをすっぽりかぶって船の揺れに耐えていました……。なんか、悲壮感漂ってました。。。
このアクティビティに同行してくれたガイドさんが勝俣州和にそっくりで、私は心の中でそのガイドさんのことを「かっちゃん」と呼んでいました。
船はほんの10分くらいでスモールラグーンに到着。かっちゃんが「先にシュノーケリングをして、 その後カヤックをしまーす」と言うと、一度解散になりました。シュノーケリング3点セットを身につけ、ラグーンの水の中へ。
ラグーンの中は外海とはうって変わって穏やか。一つも波がありません。海中はというと……。珊瑚が白化しているように見えます……。お魚も余りいない??
そんなばなな~、と思いつつ、ぐるりと泳いでみると……。
いました、お魚の群れ。
ちょっと近寄って、しばらく群れを眺めていました。
ラグーンの海水の透明度がすんごく高いので、空から光が差し込むと、お魚の群れに後光が差しているように見えました。ちょっと神秘的。皆さんの生活の場にお邪魔してすんません~、って思っちゃいました。
一通り泳いだように思ったので、ボートに戻ってみると、イギリスGirlsの他にゲストはいません。どうやら韓国の皆さんはシュノーケリングが嫌だ、ということでカヤックをしに行ったようでした。
アクティビティに参加してから気になっていたのが、乗組員のスタッフがやたら多い、ということでした。ガイド(かっちゃん)と船長さん以外に、何をしているのかよく分からない「海の男」風の人達が3~4人いるのです。
その後分かるのですが、彼らはゲストが船に乗り降りする時に手をさしのべたり、船が停泊する時の力仕事をしたり、その他諸々の雑用をする係として一緒に乗船しているスタッフなのでした。なんという贅沢な人の使い方…。フィリピンでのダイビングは「殿様ダイビング」だ、と聞いたことがあります。何から何までしてくれるスタッフがいる、という話。フィリピンのマンパワーってすごいのだな、と思うと同時に、やはり働き口があまりないのかな…、とも思ったのでした。
カヤックの皆さんがちらほら戻り、かっちゃんも戻ってきたので、我らとイギリスGirlsもカヤックに出掛けることにしました。船が停泊している場所よりもさらに奥の方までラグーンが続いているとのこと。
早速、旦那さんと2人でパドルを漕ぎ漕ぎ、奥へとつながる入り口に向かいました。間もなく着いた入り口とは……、こ、これですかっ
(これはくぐり抜けた後の、入り口の反対側から撮影したものです)
真ん中にある岩の切れ目をくぐり抜けて奥に入っていきます。潮が満ちてる時はシュノーケリングで潜ってくぐるんだそうです…。
※くぐり抜け中の所 ↓
中に入ると……。岩が高層ビルのように高く聳えていてラグーンを囲んでいます。そして外から見た時には想像もつかないほど、ずっと奥までラグーンが続いているのです。
なんでしょう、この感じ。人は案外ぽつりぽつりいるんだけど、一切物音がしない。静寂の中に物音が飲み込まれているような気がしました。「神秘的」という言葉以外、見つかりません。
ラグーンの一番奥で、イギリスGirlsの1人がカヤックから下りて泳いでいました。気持ちよさそう~。おらも泳ぎたい、と思ったけど、水に入る時に転覆して旦那さんまで巻き添えにしそうな気がしたので、やめてしまいました。
内部を堪能して船が停泊している場所へ戻ってくると、「下界に帰ってきた~」という気持ちになりました。シュノーケリングをしたこの場所も神秘的だったのに、なんだか不思議です。
その後、ビッグラグーンの方へ移動しました。
潮の関係で、中には入れないかもしれない、とかっちゃんが言っていたのですが、なんとかラグーンの中に入れることになりました。でも、シュノーケリングはしないで、ボートでラグーンの中を一周する、とのこと。ちょっと残念。
ビッグラグーンはその名の通りかなり開けた大きなラグーンで、岩山に囲まれた湖、という感じがしました。
岩にはみっしりと植物が生えています。風で種子が飛ばされてきて、岩の隙間に根着いたのでしょうか。すごい生命力です。
イギリスGrilsがかっちゃんにラグーンにいる珊瑚のことを聞いていました。ここでも白化現象は進んでいるの? との問いに、確かに珊瑚は元気がなくなってきている、と答えていました。
加えて、潮がひいているのにラグーンにやってきて、フィンで珊瑚を蹴ってダメにしている人達もいる、と言っていました。……う~ん、私も気をつけねばなりません。
ミニロックでは潮の満ち引きに合わせて出発時間を決めているようです。アクティビティで希望があるなら、その時々でGAC(ゲスト・アクティビティ・コーディネーター)に伝え、時間や潮の条件などを確認するといいのではないかと思います。
あれを見てご覧、とかっちゃんに言われ、指さされた方を見てみました。山のてっぺんにある岩の形が、手を合わせてお祈りしているマリア様に似ている、というのです( ↑ 写真中央)。「マリア岩」といったところでしょうか。
ぐるりと一回りしてビッグラグーンは終了。スモールラグーンと合わせて、エルニドらしい風景を満喫できました。
こういったツアーの形で訪れる以外にも、プライベートの専任のガイドをつけて、シュノーケリングだけをしにラグーンを訪れることもできるそうです。プライベートなので、体力や興味に合わせて泳げるし、ポイントもガイドが把握しているので、この手を使ってラグーン巡りをすればよかったかなー、と後から思いました。ちなみに、プライベートの専任ガイドをつける場合でも、アクティビティの料金はインクルーシブです。
ミニロックに戻って着替えが終わったら、次はサンセットクルーズです。欲張り盛りだくさんプランは忙しいぞー。
ここ、ジョン・シルバーの宝物が隠されてます。
大富豪、間違いなしです。
by kazn (2010-08-05 20:32)
お天気良かったのですね!
青い空が映えていますね!!
by miko (2010-08-05 23:37)
うわーーーーーー!!いいなー!!
こんなに綺麗な海と空素敵ですね。
夜になればあふれるような星が見れそうですね。
by ぼくくま (2010-08-06 07:37)
めっちゃシュノーケリングにカヤック
したくなりましたー。
素潜り派なのでこんなきれいな
海なら-15Mはいけそうです。
by くろた (2010-08-06 15:17)
>kaznさん、
おぉ、『宝島』でございますか。
もっと真剣にラグーン巡りすればよかったかなぁ(^^;。
そうすれば、今頃次の旅に行ってたかも。はぁ~…。
>mikoさん、
この日は午後になってから雲がとれていきました。
風&波には帰国日まで苦しめられることになります…。
海中に差す光が本当にきれいでした。
>ぼくくまさん、
久しぶりにコメント頂けて嬉しいです(^^)。
この時は丁度半月くらいの月齢の時だったので、
星はそんなにたくさん見えなかったんですが
月が明るくて、超~きれいでしたよ~。
>くろたさん、
素潜りで15メートルですかw(°o°)w。すごいですね。
体験ダイビングで「あんたは10メートルまで!」って言われたことのある私です。。。
チキンなので、いつもリーフエッジ付近でうろうろしてます(^^;。
by pawpaw (2010-08-09 08:57)
仙人ができてそうな風景ですね^^
by toki (2010-08-09 16:45)
tokiさん、
確かにそうですね(^^;。
ミニロックって「神々の島」という意味なんですが、
納得してしまったのでした。
by pawpaw (2010-08-10 18:58)