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南風見田の浜へサイクリング [沖縄]

 早朝カヌーが終わるとまた送迎の車に揺られてホテルに戻ります。

 朝食を済ませ、しばらく部屋でゆっくり休んだ後、自転車を借りてサイクリングに行こう!ということになりました。

 ラ・ティーダ西表では2時間500円(または1日1500円)で自転車の貸し出しをしています。ラ・ティーダから西へ数キロいったところにある、南風見田(はいみた)の浜を目指すことにしました。 

 出発前、お昼をどこかでとらなければなりません。ホテルの周辺でお昼をだしている食事処は一軒のみ、「カフェテラスとよはら」というところです。ピザやカレーなどの軽食を出しています。割とおしゃれな感じのお店で、居心地も良かったです。気をつけなきゃならないのは定休日。火曜・水曜がお休みだそうです。

 

 

 ちなみに終日のアクティビティに参加するともれなく昼食がついてきますので、ラ・ティーダのように周辺に食事処がほとんどない所に滞在する場合は、半日ではなくて終日のアクティビティに参加することをお勧めします。

 腹ごしらえがすんだところで、いざ出発です。ホテルから南風見田の浜までの地図をもらっていたのでそれを見つつ、そしてお昼を食べたカフェテラスとよはらのオーナーさんに行き方を聞きつつ、真昼の日差しがかんかん照りつける中をスタートします。 

サイクリングいざ出発.JPG

 

 

 下はホテルでもらった地図。(クリックして拡大) 一本道をひたすら西に向かうだけのようです。

南風見田MAP.jpg
 道路は途中まで歩道がついているのですが、ほどなくして狭い車道のみの道路になります。舗装の状態もあまりよろしくありません。途中一軒の商店を通り過ぎ、集落を通り過ぎると何もない道になってしまいました。

何もない道.JPG


 牛が草をはんだりする、のどかで平和な風景が広がります。

2280952

 15分弱くらい走ったでしょうか、浜へ出る細い道を発見しました。草がぼうぼうに生えています。

草ぼうぼう.JPG

 南風見田の浜にでました。浜を左に折れてみると、碑が建っています。

忘れな石.JPG


 第二次大戦中、軍の命令で波照間島の人々は西表島に強制的に疎開させられたそうです。しかし、西表につくと大勢の人がマラリアにかかってしまい、波照間島を遠くに望むこの浜で、大勢の人々がふるさとの島を思いながら亡くなっていったそうです。 悲惨な出来事を忘れることがないように、忘勿石(わすれないし)と刻んであるこの碑が浜に建てられました。西表の歴史、戦争中の側面を見た思いがしました。

忘勿石

 

 この碑がたっている辺りには不思議な岩がたくさんありました。波の浸食のせいだと思うのですが、ちょっと変わってるな、と思いました。

 

2281025

 

  一度来た道を戻り、一本道の終点まで行こう、ということになりました。
 
  途中キャンプ場への入り口があり(ここは西表に滞在するキャンパーの聖地とか)、浜の先の方へ出ました。

南風見田の浜.jpg


 この浜はトイレや売店などは一切なく、東屋が一つあるだけです。我らは特に海水浴などしなかったけれど、海の水は透明で綺麗でした。この浜のいいところはとにかく何もない、ということのように思います。人も我ら以外は一人もいなかったし、これ以上先には進めない、道の突き当たりにあることから、世間と隔絶されたような、不思議な雰囲気を持っている浜だと思いました。

 浜でしばらく過ごした後、ホテルに戻ることにしました。

 来た道をひたすら戻るのですが、来るときには下りだった道路が帰りは上りになり…。結構急な坂を(暑い中)上らなければなりませんでした。

きつい坂道.JPG


 西表の道路は結構アップダウンがあるそうです。車やバイクを運転するときも注意が必要です。
 ちなみに、西表では車に保険をかけないそうです…。そしてぶつかった時も、へこんでいようが擦っていようが、「あ、ごめんなー」の一言で済んでしまうのだそう…。(ヒナイサーラの滝を案内してくれた西表在住○年のガイドさんが言ってました)

 坂を上りきると遠くに海が見えました。海と道路の間は風よけのため、海岸林が植えてあります。

遠く海を望む.JPG



 道路沿いには背丈よりずっと高いサトウキビが植えられています。南風見田の浜でのキャンパーさん達は、サトウキビ畑での貴重な労働力になっているとか。 

さとうきび畑.JPG



 来るときに通り過ぎた商店で帰りにちょっとお買い物です。ホテル周辺の豊原集落で唯一のお店らしく、食料品だけでなく生活用品が狭い店内に多数取り揃えてありました。その中で見つけたのが無添加せっけんで有名な「シャボン玉」。環境を守ろうとする意識が垣間見えた気がして、嬉しくなったのでした。



 商店から自転車ですぐ、我らが滞在しているラ・ティーダ西表が見えてきました。

ラ・ティーダに到着.JPG



 牧草地と牛たちに囲まれたラ・ティーダ、なんて周りと違和感がないのだろう…と思ってしまいました。

 ラ・ティーダでは早朝トレッキングツアーの中で南風見田の浜へ行くアクティビティを用意しています。早朝に徒歩で海岸沿いを歩いて南風見田の浜まで行くツアーのようです。南風見田の浜まではそのアクティビティに参加する、という手もあります。


 この日の行程を下の地図に載せてみました。



 この日はもう一つアクティビティに参加しています。それは「地元のおっちゃんと行くナイトツアー」。次回ご紹介したいと思います。 

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コメント 6

僕もくま私もくま

牛が草を食しているシーンって、すごく平和的な
感じがしますよね~♪

>結構急な坂を(暑い中)上らなければなりませんでした。
写真からいっぱいその雰囲気伝わってきますね(笑)
by 僕もくま私もくま (2008-11-24 21:55) 

pawpaw

やはり疲れてるオーラがでてましたか(苦笑)。
西表は牧畜が盛んなようで、あちこちで牛を見かけました。牧歌的な雰囲気になりますよね。
by pawpaw (2008-11-25 00:02) 

めぎ

西表の写真、初めてです。30年くらい前に西表を舞台にした小説を読んだことがあり、その頃から人里離れた自然を思い描いてましたが、人がいなくて非常に魅力的なところですね。
by めぎ (2008-11-25 06:53) 

pawpaw

めぎさん、いらっしゃいませ★
西表を舞台にした小説、読んでみたいです。
私が滞在した西表の東部は特に人が少ないのです。
自然も手付かずで残っていて、魅力的なところです。

P.S. マウスのぬいぐるみ、可愛いですね!
by pawpaw (2008-11-25 21:05) 

yamagatn

いいなあ、ホントに憧れです
このような場所で生活できたらと
何度思ったことか・・・・・
人が少ないのであれば、自然も豊富ですし
そのような中で生活できたら最高ですよね^^

PS いつもありがとうございます!
私も微力なれど応援させて頂きます^^
by yamagatn (2008-11-25 21:54) 

pawpaw

特にこの季節は西表のような所に住んでみたい、と思いますよね~。
トレッキング&カヌーを案内してくれたガイドさん曰く、西表では三世代続けて住まないと地元民と認めてもらえないんだそうです。

こちらこそ、いつもご訪問&応援ありがとうございます!

by pawpaw (2008-11-25 23:23) 

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