サムイ島一人旅 （朝のチャウエン・ビーチ）

　いよいよGW後半となりました。ここ最近なかなか時間が取れず、ブログ訪問が全然できておりません……。そんな中記事をアップするのをお許し下さい。m(_ _)m

　体調を崩しながらもバンコク・エアウェイズで暖かな対応をしてもらい、やっとたどり着いたサムイ島。滞在するリゾート、チャウエン・リージェント ビーチリゾートでチェックインをし、旅の高揚感を抱いてサムイでの夜を迎えました。

　翌朝、何故かばちこーーーんと目が覚めました。周りはまだ暗く、時計を見ると5時前。タイと日本の時差は、タイが2時間遅れ。日本は朝7時前という時間でした。もう一度眠りにつこうとしてベッドの上をごろごろするけど、やたら冴えていて眠ることが出来ません。前日のバンコクのホテルのような、重力がかかっている感じもなかったので、いっそ起きてお散歩でもしようか、という気になりました。（写真は朝のビーチのイメージ）

 

　滞在しているリゾートは、サムイ島で一番活気のある、島の東側に位置するチャウエン・ビーチ沿いにあります。ビーチへ出てお散歩してみることにしました。

　空にはまだお月様がでていて、空はかすかにほの白くなっていました。背の高い椰子の木が至る所に生えているホテルの敷地を抜け、ヴィラタイプの客室の脇をこっそり通っていると、自分がなんだか不審者みたいに思えてきました。プールサイドが近づく頃、ガチャガチャと食器類が重なり合う賑やかな音が聞こえてきました。レストランでは朝食の準備の真っ最中のようです。こんな朝早くから準備してくれているんだね～。

　レストランの近くを通り過ぎると、目の前に現れてきたのがチャウエン・ビーチです！視界のずっと先まで白い砂浜のビーチが続いています。とりあえず右手、南の方向へ歩き始めました。人気のない朝のビーチ。波はあくまで穏やかです。波打ち際へ近づくと……ものすごい透明な海の色！　柔らかな波しぶきをあげると、まるでソーダ水のように見えました。履いていたビーチサンダルを脱いで、波打ち際を裸足で歩いてみると……や、やわらかっ！　まるでしっとり濡れたスポンジケーキの上を歩いているみたい。とっても気持ちいい……。

　段々空が白んで明るくなってきました。ふと周りを見渡すと、野良のワンちゃんが佇んでいます。しかも、何匹も……。急に噛まれたり、襲われたりしないかなとちょっとびくついていたのですが、ワンちゃん達は気持ちよさそうに朝の浜辺を闊歩していました。

　早朝の浜辺には思い出がありました。兄が死んで半年くらい経った頃、日常生活を普段通り過ごすことに精一杯だった私は、悲しいのに大声で泣くことができなかった。仲間と一緒に朝の浜辺を訪れた時、人の目を気にせず大声で泣くことが出来た。波の音が私の声をかき消してくれたから。……あの時、海が私の気持ちを包み込んでくれていた……。

　心のバランスを崩して、兄の死を見つめていた私は、その時の情景を思い浮かべていました。あの時は海が私を救ってくれた。そして今も私に寄り添っていてくれる。

　水平線の向こうが一段と明るくなりました。漂う雲をピンク色に染めて、太陽がお出ましになろうとしています。透明な海、白くて気持ちいい砂浜、美しいピンク色の朝焼け、チャウエン・ビーチが私の心を癒してくれていました。

　ふと気づくと結構歩いていて、サムイに来たら立ち寄ろうと思っていた「ほうぼう屋」の看板が見えていました。ここにあるんだー、と確認し、そろそろ戻ろうかな、と思いチャウエン・ビーチを後にしました。

　部屋に戻ると、潮風を浴びたからか心地よい疲労感に襲われて、念願通り（？）再び眠りにつくことができました。しばらく横になってシャワーを浴び、朝食のレストランへ向かいました。一人で朝食はちょっと寂しかった。近くのテーブルにいた欧米人ご夫婦の視線が痛くて…。

　身支度をすませて、ほうぼう屋へ向かうことにしました。銀行で両替をすませた後、チャウエン・ビーチと並行して走る、メインロードを歩いてみます。空気は蒸し暑く、歩いているとじっとりと汗をかいてきました。走り去るバイクや車の排気ガスが蒸し暑い空気に絡み合って、なんだか気持ち悪くなりました。露店のようなお店をひやかしてみると、明らかにニセモンなブランド時計やバッグが…。一体誰が買うんだろう。しばらく歩いたところで目指すほうぼう屋さんへの小道にでました。

　日本人が経営するダイブショップのほうぼう屋。ダイビングだけではなくシュノーケリングツアーやスパの予約も代行してくれます。

　ショップにはいると、小麦色に日焼けした、いかにも長期で南の島にいます！という感じの日本人のお姉さんが接客してくれました。シュノーケリングツアーとタマリンド・リトリートのスパをしたい、という旨を伝えると、「ダイビング、してみませんか～」と明るいお誘い。きっと体験ダイビングの方が海を満喫できるんだろうけど、体力も自信ないし、グアムで初めての体験ダイビングをした時、あまりいい思いをしなかったので（インストラクターがスパルタだったり、途中でエアが少なくなったり…）、今回はパスしますー、と伝え、翌日シュノーケリングツアーに参加することにしました。

　そして、スパの予約。午後はあいてますか？　と聞いてみたら早速タマリンド・リトリートに問い合わせてくれました。今日の午後、大丈夫、とのこと！送迎の車もつくのでホテルで待ってくださいね、と言われました。最後に「爆睡しちゃってください」と笑顔で送り出され、サムイでの行動は決定しました。

　昼食を買い込むために、近くにあったコンビニでお買い物。あやし～い日本語が書かれているお菓子やら食品やらがあって、結構笑えました。リゾートの部屋で昼食をすませ、念願のスパへ向かいます！

　…それでは、良いGWをお過ごし下さい！
 

---

 

 

タグ：タイ サムイ島 チャウエン・ビーチ ほうぼう屋

コメント 12

私も、初サムイのときは「ほうぼう屋」さんにお世話になりました。
タオ島本島とナンユアン沖のダイブに連れていってもらいました。
「いかにも長期で南の島にいます！という感じの日本人のお姉さん」がインストラクターで、とっても楽しく過ごしたのですが、海中はイマイチでした。
タオ島のビーチではトップレス出現率が異常に高く、極楽に来ちゃったかと思いましたよ。
by kazn (2009-05-03 19:19) 

kaznさん、
おお、kaznさんもほうぼう屋さんのサービスご利用になったのですね。とってもフレンドリーな対応ですよね。当時はスタッフの方の盛り上げっぷりがすごくて、私もすごく楽しませてもらいました。
私も確かタオ島でシュノーケリングをしたのですが、トップレスですか！！　残念ながら？見かけなかったな～。不慣れな日本人にとっては目のやり場に困りますよね（＾＾；。
by pawpaw (2009-05-04 21:11) 

あやしい日本語が書いてあるお菓子は・・・
　　akiko
でわ？？
by miko (2009-05-06 02:09) 

mikoさん、
akikoって初めて知りました。タイでは人気なんですね。
検索してたら面白い日本語が続々と…。
「お年寄りから苦者まで栄養たっぷりのスナツク」
→「苦者」て～ｗ
「テレビのおともに映画を見ている時の最もよいペートナー」
→「ペートナー」て～～～ｗ
私が見たお菓子は、こういうくすっと笑えるものから、ぜんっぜん意味不明な日本語のものまで様々ありました。
お土産にいいかもしれませんね（＾＾；
by pawpaw (2009-05-06 21:51) 

国内もいいけど、東南アジアもよさそうです
とっても楽しまれているようですね＾＾

ご訪問ありがとうございます
ポチポチっと応援です☆
by やまがたん (2009-05-08 06:33) 

朝の海って大好きです♪
透明なのに空とともに変わってゆく海の色...
素敵ですよね
しっとり濡れたスポンジケーキ...すごくわかります。
私もいろんな辛いとき
いつも海が助けてくれました。
すごく優しく包み込んでくれて
海ってほんとに大きいなぁ...って。
by sak (2009-05-08 16:09) 

やまがたんさん、
八重山旅行からおかえりなさいませ～（＾＾）
カヌーやダイビングしてきましたか？
満喫した様子をブログで拝見させてもらいます。
いつも応援ありがとうございます～。


sakさん、
sakさんが撮影される海のような素敵な写真があればよかったのですが…。
朝の海は一日の始まり＝生命の始まり、みたいなものを感じさせてくれます。
優しく包み込んでくれる感じ、共感します。海って本当に「母」だなぁと思います。
by pawpaw (2009-05-09 23:36) 

nice!頂いたみなさん、ありがとうございました！
400nice!はsakさんですね（＾＾）
ありがとうございます。
by pawpaw (2009-05-09 23:37) 

はい、カヌー、シュノーケリング三昧でして
お陰で体がボロボロであります＞＜

ご訪問ありがとうございます
ポチポチポチっと応援☆
by やまがたん (2009-05-10 10:08) 

やまがたんさん、
おお～、ボロボロになるまでやったのですね。（＾＾）
本望だと思います～。
カヌーって意外なところが筋肉痛になったりしますよね。
いつも応援ありがとうございます！
by pawpaw (2009-05-12 00:02) 

やっぱりサムイはええなぁ～＾０＾♪チャウェンまでよくチャリで散歩に行ってたけど、今も住んでいたら、大きくなった息子達と行けるのに。。。
by mee (2009-05-14 14:35) 

meeさん、
チャウエンまでチャリだなんて、うらやましぃ～。
私だったら毎日通っちゃうだろうな。
お子さんも小さいときの楽しみと大きくなってからの楽しみって違いますよね。そういう楽しみをもてるのもうらやましいです☆
by pawpaw (2009-05-14 20:29)